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縄文遺跡で世界の音楽、踊り、食を楽しむ

「縄文遺跡でフェス?」と聞くと意外に思うかもしれません。けれど山梨県北杜市明野町にある国指定史跡・梅之木遺跡公園では、縄文の空気を感じる場所だからこそ、音楽や踊り、そして食がいっそう心に残る——そんな一日が毎年生まれています。

2025年10月25日、この遺跡公園で「第3回 うめのきウキウキフェスティバル」が開催されました。会場には多くの来場者が集まり、子どもから大人まで、それぞれのスタイルで秋の休日を楽しむ姿が印象的でした。のんびりとした高原の空気の中、縄文の歴史と“今”の賑わいがやさしく重なる、北杜らしいイベントです。

歩いて出会う、明野の歴史——「歴史ウォーク」

歴史ウォーク

午前中に行われたのは、明野町内をめぐる「歴史ウォーク」。参加者は約5kmのコースを歩きながら、地域に点在する史跡や歴史的建造物を訪ねました。道中ではスタッフの解説が入り、風景を“見ながら聴く”ことで、土地の物語がぐっと身近になります。観光だけでは気づきにくい地域の奥行きを体感できる、静かな贅沢が詰まった時間でした。

縄文の暮らしを“体験”するワークショップ

遺跡公園の会場では、親子で楽しめる体験企画が充実。石斧を使った伐採体験、凧作り、バードコール作りなど、手を動かしながら学べるワークショップが並びました。どのブースも笑顔が絶えず、子どもたちの「できた!」の声に大人が自然と顔をほころばせる——そんな温かな空気が会場を包んでいました。

世界の音が、縄文の輪の中に響く

フォルクローレの演奏

このフェスの魅力を語るうえで欠かせないのが、環状集落跡に設置されたステージ。縄文時代の“輪”の空間に、世界各地の文化が集まります。

中南米のフォルクローレ、アフリカの太鼓、フルートによる日本民謡の演奏、そしてベリーダンス。国やジャンルの違うパフォーマンスが次々と披露され、来場者を魅了しました。歴史ある場所で聴く異国のリズムは不思議と馴染み、縄文遺跡が“舞台”になることで、音がいっそう立体的に感じられるのもこのイベントならではです。

そしてフィナーレでは、地元の伝統芸能「御神楽(おかぐら)」が登場。地域の踊りが、世界の音とつながる瞬間は、まさにこのフェスの象徴でした。縄文という古い時代の記憶の上に、いまの文化が重なり合い、未来へ続いていく——そんな感覚をそっと手渡してくれる締めくくりでした。

地元の伝統芸能「御神楽」

お腹も心も満たす、マルシェの楽しみ

ステージを囲むように並んだマルシェも大賑わい。角煮弁当、ジビエ料理、天然酵母パン、燻製ローストビーフ、窯焼きピザなど、地元の“おいしい”がずらりと揃い、歩いて・観て・体験したあとの身体にしみわたります。手作り品も多く、食とクラフトを同時に楽しめるのも嬉しいポイント。フェスの余韻を、手のひらサイズのお土産として持ち帰れるような感覚があります。

歴史を未来へつなぐ、地域のフェス

うめのきウキウキフェスティバルは、単なるイベントではなく、地域の歴史と文化を未来へつないでいくための場でもあります。縄文遺跡という特別な舞台で、世界の音・踊り・食が集い、地域の伝統と響き合う——その体験は、旅人にとっても忘れがたい思い出になるはずです。

来年以降も開催予定とのこと。秋の北杜を訪れるなら、観光とあわせて“その土地の時間”を感じられるイベントとして、ぜひ予定に加えてみてください。

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