東京で散策すると、たまにたい焼き店に遭遇することがあります。甘い香りにつられて、つい買ってしまいます。古い街ですと、百年以上歴史のある店もあります。食べ歩きできる点から、観光客にも人気な和菓子です。見た目がみんな鯛の形していますが、製法に違いがあるのはご存知ですか?
この二つの写真のように、1匹ずつ焼き上げるお店と、一度に複数のたい焼きを作るお店があります。1匹ずつ焼く方法は古くて、火力が強いため、皮がパリッとしていて、体力と時間がかかりますが、好みの人が大勢います。
たい焼きの餡は小豆が普通ですが、最近フルーツ餡や、ベーコンチーズなどそ特有の餡を出している店が増えています。アニメの影響で、海外でもたい焼きの店が増えていると言われています。均等な火力で一度に大量に作れて、見た目も綺麗なことから、新しい店は一度に複数焼く方法を使っているところが多いです。
魚の形しているため、日本ではこの二つの製法を「一本釣り」と「養殖」と呼ばれています。ユーモアがあって楽しいですね。