日本人にとって、北海道はいつも最も人気の夏休みの旅行先である。涼しくて新鮮な空気、グルメや美しい景色で、毎年行っても飽きることはない。
北海道の人気スポットの一つ、富良野は、ラベンダー畑とカラフルな花畑で知られている。そこで、圧巻の紫のパノラマビューだけでなく、様々なラベンダー製品を楽しめることもできる。ラベンダーの香水、精油、さらにアイスクリームまで。
実は約半世紀前まで、富良野はただ無名の小さな村だった。現地の人々は、農業で生計をたっていた。その中に、ラベンダー栽培をする人たちも多くいた。しかし、カレンダーにある一枚の写真がすべてを変えた。
1970年代、合成香料がメジャーになり、現地のラベンダー農家が窮地に追い詰められていた。その時、旧国鉄(現JRの前身)が発行するカレンダーに、ラベンダー畑の写真が載せられ、その美しさに魅せられた人々が訪れ始めて、富良野が一躍有名な観光地となった。
綺麗な紫の花のおかげで、現地の人たちが観光業と農業の両立ができるようになった。今は、観光客にもっといい思い出が残せるよう、現地の人たちはさらにカラフルな花畑も作り、まるで地上に虹が現れるような景色も楽しめるようになった。今度北海道に行くなら、ぜひ富良野に寄ってみよう!